病院経営が難しく

日本は医療先進国で素晴らしい医療技術や医療機関が多く、患者の負担を少なくする先進医療や最先端医療サービスを提供する病院施設が日本全国にあり、大学付属病院や全国の自治体公立病院、国立医療施設などの医療現場ではあらゆる方法で最高の医療が受けられますが、このような医療現場では医療スタッフ(医師・看護師・薬剤師)などの不足の問題がとても深刻となっています。
最高の医療サービスとは逆に医師や看護師の労働環境は劣悪化し、入院施設や高度な検査施設を設備する病院などでは大勢の患者を抱え、次々と訪れる患者の対処に追われるスタッフは労働環境が悪くなと転職を考えることが多くなりました。
転職者が増えると転職エージェントが成長し、最適な職場を求める医療関係者がエージェントからの紹介を受け、自分に合った職場を探すということが必然的となりました。
エージェントで転職をするメリットとして就職祝い金などが支払われ、希望の職場も紹介してくれるというものです。
しかし、このことが転職者を増やすことともなりました。
一見すると転職するたびにお金が支払われて、より良い職場で働くことができるようにも思われますが、大きな損となることもあります。
これはとくに看護師転職によくあることで、エージェントからすれば看護師はある意味商品であり、転職率の低いスキルの高い看護師を紹介してもらうために、エージェントにお金を支払い、その一部を就職祝い金として受け取っているに過ぎません。

 

当然転職率の高い看護師は人気の高い医療現場への配置はされません。
さらに、医療機関がエージェントに支払う高いお金は、本来であれば全額転職者へ支払われてもよいお金で、エージェントに登録し紹介を受けるだけで、病院側から高額な報酬を受けるために完全に商品化されているのです。
このことで、病院経営の側面では年々人件費や固定費が増加し、全国の大手病院では患者の多さとは逆に病院経営が赤字となることも少なくはないです。
看護師が不足すれば医師のサポートも悪くなるため、医師の医療行為にも大きな負担を与えてしまいます。
転職エージェントで転職を繰り返す看護師が病院経営と日本の医療現場を乱していると言え、長期で看護師個人の収入を減らすことにもなっています。